幻影ソーダ

憑依漫画の原作については、去年の今頃位から視野に入れてました。

先人が踏んだ道を歩もうと思ったら、あるなんとかさんとか、なんとか好きさんとか、なななんとかさん辺りが既に通った道だし、何とかなると思ったんですよ。
作品としての火力なら彼らとタメ張れると勝手に思ってたし。勝手に。

で、企画考えてく中でまず引っかかったのが、「金が、ない。絶滅的にない」これ。件の彼らと喋ることもあったおかげでちょこちょこ聞いた感じ、やっぱ予算結構要るって。
1つ依頼するのに30～40は確実に。3人に依頼でもしようもんなら7桁行くかもって。

そりゃあリスクもリターンも一人で背負えるなら背負う方が良いんだろうけど、まず高いハードルですよね。売れればいいけど、売れなかったら負債は全部自分。
続きを作る勇気も気力も削ぎ落とされる。そのリスクを覚悟してんだなぁって。

正直そんな覚悟も心意気もないなーと思って。それ以前の問題として薄給故元の資金がなかったんですが。やっぱ転職考えよっかなぁ……。
じゃあどうしようって悩んでほげほげしてる中で気になったのが、10万で原作作るやつ。

10万なら出せない額じゃないよなーと思ったんですよね。
小説の収益でぎりぎり届く範囲じゃんって。今回生贄になったのはステンレスのブラマジガールだったけど。（ちなみに売った後4倍ぐらいまで値上がりしたらしい。先読みセンス×って感じ）

あとは経験積みたかったってのがあります。
結局原作するにしてもどうやっていいのか分かんねぇってのが大きかったので、話進めていくうちで何を連絡すべきかってのをいわゆる大手からしっかり間近で見ておきたかった。
のでそれはちゃんと吸収することにする。

関係ないけどコンプラ問題とかは一人で運営した方が絶対簡単ですね。
いろいろと喋っていいか黙ってた方がいいかとか悩むこと多かったので。だからここまで焦らした訳で。

ちなみに、企画の話をした段階で先に「ガッツリ乗っ取り系の話にしますけどいいですか？」って聞いたんですが、思った以上にすんなりOK頂きました。
あむぁいさん側にもぽぷらさん側にも。正直ただTSFって言っても、毛色が違いすぎるので割と身構えてたけど別にオッケーっぽい。

依頼したのにはもう一個考えてることがあって、ハードルを下げたいんですよ。もっと憑依漫画見たい。
せめて同人誌出すぐらいのノリで漫画原作できるようになりたいみたいな。これはマジで思ってます。
読んでみたい話が丸ごと決まってる、みたいな方は、一回企画してみてもいいんじゃないかなと思います。

なのでこれは一種のサンプルケースです。
乗っ取りってジャンルでどこまでいけるか。後続は作れるのか。ハッキリさせたい的な感じです。

上手くいけばノウハウを共有したい。依頼の手順とか、話の流れ方とか、気軽に聞いてくれていいので。
先駆者たちみたいに0から行動するんじゃなくて、企画として一つできてるものを利用するだけだから、筋道は立てやすいと思うんですよ。こっち側方面も少しくらい盛り上がれば僕は嬉しい。

出したいけど方法がよう分からんって人は極力相談乗りますので連絡下さい。ついったのDMか、
fantasmacola@gmail.com
こっちになんか送って下されば。

収益ボーダーは小説で上げてる成果の倍ぐらいらしい。正直どうなるかはわからんけど、持てる全部を懸けました。
ダメならもうやらないし、上手く行ったら続ける。それだけ。だから心から、よろしゅう。

ちゃんと軌道に乗れるなら自サークル主催もしたいですね。そのための試運転なわけだし。
トントンぐらいなら使わなきゃずっと資金にできる上に自分のカスタムした激シコ作品出るんだなら十分なんだけどね！がはは！


やってみた感じの話。

作画の柊ぽぷらさんの事。さすが長い間こういう仕事に携わってるプロの方だなーって舌を巻く機会が多かったです。
乗っ取り系なんて描いたことないよなぁと思って資料作って、コミュニケーションも密に取った方がいいかなぁとか思ってたけどぜーんぜん杞憂おじさんだった。
資料化してた部分を丁寧に落とし込んでくれたので、お陰で大きなリテイクを掛けることもなく細かいこだわりポイントに注力できた。

ネームの進捗が上がってくるのもめっちゃ楽しかった。
自分が考えた話が遂に形を持ってその場所にあるって感覚は経験してみると、凄い、ゾワゾワした。
一回体験してみてほしい（こっち側においで）

ただ資料自体は用意しといたほうがいいと思う。
あっちで主に手掛けられてるのってダーク系とか乗っ取り系じゃなく、男が女に変えられて、その性差とかでやいのかいのする的なものなので、そういうのではなく、こういった方針で行きます。って説明用の資料って感じ。
ある程度用意しておくと作家さんの落とし込みも楽になるのでコミュニケーションの初動としてはいいかなと思った。