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精液男の人生泥棒

skebにて匿名希望の方より依頼いただいた、ftnr乗っ取りものです。
前に書いた人格射精の話でも思ってたんですけど、ふたなりは単品だと別にってジャンルだけど乗っ取り絡めると結構おいしくいただける派なんですよね。





あるアパートの一室、暗く汚らしいその部屋で、その男は一心不乱に自らの股間にある肉棒を扱いていた。

「はぁ、はぁっ……ぐふっ、ふへへっ……!」

剃ろうともしていないであろう無精髭から覗く口をいやらしく歪めながらひらすら自慰行為を続ける彼の視線の先にはカメラ目線ではない、いわゆる盗撮を疑われるような女性の写真がいくつもあり、彼はそれを使って行為をしている様子だった。

「っ……、んぐっ……出るっ……! へへっ、じゃあな、『俺』……っ!」

瞬間、男は自らの男根から勢いよく白濁の液体を吐き出す。吐き出された精液は床に落ちると、一塊になって移動しだした。まるで知っているかのように洗面台に辿り着いたそれは、さも当然のように排水口へと流れていく。

部屋に残った男が死体となって発見され、孤独死と判定されるのはそれから数ヶ月後のことだった。

ーー数時間後。人々が寝静まった深夜のことだった。

先程の男の住処とはだいぶ離れた一軒家に、「それ」は姿を現した。たまたまほんの少しだけ開いていた蛇口の隙間から這い出て、ドアの隙間を容易く通り抜けて、「それ」はある部屋への侵入に成功したのだ。

「……すぅ……すぅ……」

ベッドの上にはパジャマを纏い、寝息を立てる女性がひとり。入り込んだ液体は夜目が効くようで、暗いはずの彼女の部屋の中を難なく進んでベッドの上へと登りだした。

男の精液のようなものが自ら目掛けて近づいているという異常な事態だったが、彼女はベッドの上で呑気に眠り続けている。

その間に「それ」は、彼女のパジャマの股間部分に貼りついてしまった。

「ん……んん……」

少し寝苦しそうに声を出すも未だに起きることのない彼女を無視して、「それ」は液体としての特性を活かしてパジャマの中へと染み込んでいく。ズボンに当たる布地を通り抜けた先で彼女を護る最後の防壁でもある下着さえ、「それ」にとっては障害ではなかったのだ。

そうして遂に、液体は眠ったままの彼女の股間へと辿り着いてしまった。

「ぅ……ん……」

触れた瞬間、彼女の喉から吐き出される声はうめくようなものに変わる。遂に神経が液体の存在を認識してしまったからだ。

それでも液体は止まることなく、彼女の股間に纏わりついていく。もし彼女が目覚めたとしても、そこから剥がされることのないように。

「んっ……ぁっ……」

そうして彼女の股間に張り付くことに成功した液体はその入り口を優しく撫で始める。同時に彼女の喉から漏れる声が生理的なものから段々と甘いものに変わっていく。神経が快楽を認識し、声に変換された結果だった。

そのような強い感覚は当然、彼女の眠りを妨げる一因であることには変わりなく。

「ぁっ……んっ……え、な、なに!? ひぅぅっ!?」

しばらく愛撫を続けていると、彼女は目を覚ましてしまう。そして同時に液体はそれを見計らっていたかのように、彼女の膣内に潜り込み始めたのだった。

「や、やっ……何かっ、私の中にっ……!? ひゃぁあっ!?」

先程の行為のせいで濡れ始めていた彼女の股間は、液体の侵入を簡単に許してしまう。彼女が分泌した液体まで吸収しながら、奥へ奥へと入り込み続ける。

「ひぐっ!? やっ、ぁあっ、やだっ、これっ、んぅうっ……!」

ある程度奥の方まで挿入った液体は突然、奥に入ったり手前に戻ったりを繰り返してはじめる。その動きは性交を想起させるもので、彼女の身体は自然と上下に動き出してしまう。

心を許した彼氏にしか侵入を許してこなかったその場所で、本来抵抗すべきだった彼女の身体はさらに体液を分泌し、受け入れ始めようとしていたのだ。液体はそんな彼女の分泌液と混ざり合い、膣内を満たしながら更に奥に潜り込んでいく。彼女がそれを取り出す手段は、すでに失われてしまっていた。

「んあっ、ひうっ、なにっ、なんなんこれっ!? やだっ、やだやだっ、ひぃっ♡♡」

液体はなおも、彼女の膣内を我が物顔で蹂躙する。意思とは反して、既にそれを受け入れつつある彼女の身体は触れた神経から快楽の信号を送り込むことで抵抗する意思さえ削ぎ落とそうとしていたのだ。

「ぁっ♡ キちゃっ……♡ ダメ、ダメなのにっ……! イっ……っ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♡♡♡」

腹部を大きく震わせて彼女が絶頂を迎えた瞬間、液体は子宮の中へと注ぎ込まれるように入っていく。

それだけではなかった。彼女が絶頂している隙に、注ぎ込まれた液体は自らの一部を細く尖らせて彼女の身体に突き刺しはじめたのだ。

極細の針のように突き刺さったそれから、何かが体内に送り込まれていく。液体の中で保管されていた、それは彼の遺伝子そのものである精子だった。

「っ……ぁ……あぁっ……ぁっぃ、あっぃよぉ……っ……」

下腹部を押さえ、全身から汗を溢しながら身をよじる。精子は彼女の血液に乗って体内に入り込み、まるで栄養のように体内のあらゆる場所に吸収されていく。その一つ一つが彼女の細胞と混ざり合うことで、"彼女"の中に"彼"が刻み込まれる。子宮から始まったそれは、彼女の血管を勝手に利用することで両足、腹、胸、両腕、両手、首元へと、彼女の体内を巡っては混ざり合うを繰り返していく。

「ぁあぁぁっ……! だめ、わたしに、混じって、こないでぇ……!」

彼女の身体全体に行き渡ったそれは遂に首から上、顔へと侵食を進めていく。体内への侵入に成功されてしまった時点で、彼女に抵抗する手段は残されていなかった。

「や、やだっ、やめっ……ひぎぃっ!?」

遂にその中の一つが、彼女の頭の中、脳へと辿り着いてしまう。さらにその精子には他のと違い、この精液を吐き出した本人の魂が宿っていた。彼は自らの魂を精子へと移し替え、彼女の体内へと潜り込んでいたのだ。

そして彼女の脳は他の部位がされたのと同じように、その内に精子を取り込み、融合してしまった。彼の魂が彼女の身体へと乗り移ってしまったのだ。

「ぅ……ぅぁ……私の、なかに、入って、こないで……」

肉体と魂の波長が合わなければ、魂が他人の身体に入ることはありえない。本来ならば彼の魂は彼女に入ろうとした時点で弾かれてしまうはずだった。

だが彼の精子が混ざったことで、彼女の身体は彼の魂の波長に合う身体へと作り変えられてしまっており、彼女のセキュリティは容易く破られることとなってしまう。

「や、やだっ……私に、混ざって……あ、がっ!?」

本来彼女の魂だけがあるはずのその場所に、男の魂が辿り着く。そして男は球体状になっている彼女の魂の中に、なんの抵抗もなく入り込んでしまった。

瞬間、再び彼女は悲鳴をあげる。今度は肉体の抵抗を表すものではなく、魂そのものがあげた断末魔のような悲鳴であった。

「……っ……ぎっ……ぁああっ!!!」

一際大きな声をあげて、身体はベッドの上をのたうち回る。苦しそうに大きく全身を反らしてしばらくして、糸が切れたようにベッドに倒れ込んだ。

しばらくの静寂ののち突如彼女は目を見開くかのように大きく開けると、そのままゆっくりと起き上がった。

「ぉ……ふふっ……ふふふっ……!」

自らの両手を眼前で確かめるように動かしながら、口元は大きく笑みを浮かべる。その表情は淑やかな印象を持つ彼女の顔では想像できないほどいやらしく、彼女の中に入り込んだ精液の持ち主を思わせる笑みだった。

枕の近くに備え付けられていたリモコンを当たり前のように手に取り、照明をつけることで視界が明るくなって、彼女の瞳に部屋の内装が映った。

「ふーん……女の子らしくて可愛い部屋だ。大きい鏡もあるし、ちょうどいい」

そう呟くと、彼女はベッドから足を下ろして鏡の前へと移動する。顔は未だニヤニヤと笑っていたが、いつも履いているスリッパに足を通して歩いていくその動きは彼女そのものであった。

そうして鏡の前に辿り着くと、自身の顔をうっとりとした表情で眺める。

「うん、思った通り綺麗な顔だ。うへへ、これが今日から俺の顔になるのかぁ……!」

彼は自らの肉体を捨てて水道管に潜り込み、新しい身体を手に入れるべく民家を巡っていたのだ。そうして辿り着いた5軒目の家のこの部屋で、たまたま見つけた彼女を次の自分の肉体に選びとった。

「んー、と……名前は小坂美夏ちゃん、身長は先月測った時が163センチ、体重は今日のお風呂前で48キロ。スリーサイズは上から86、58、85っと。やっぱり良いカラダしてるねぇ……!」

続いて彼は彼女の記憶を覗きはじめる。魂の中に入り込むことに成功してしまった彼は内側から彼女の意識を操り、記憶を引き出させたのだ。

肉体の主からの命令と勘違いした美夏の脳は彼女自身だけのために記憶された情報の全てを次々に差し出していく。

「彼氏は……お、丁度先週フって今フリーなんだ。中3で初めて付き合って今4人目だった、と。性欲は他の子と話した感じ強い方みたいで、週1回彼氏とヤってても時々疼いてきて1人でシてる、っと……ふーん……このカラダ、性欲強いんだぁ……!」

見ず知らずの男に対してどころか、家族にすら知られたくない性事情まで何もかも丸裸に剥かれていく。しかし美夏の意志に拒否権などなく、ただただ彼の命ずるままに記憶をほじくり回されていった。

中でも性欲についての記憶を引き出した瞬間、美夏の口でニヤーッと笑い、自分の身体を撫ではじめる。

「それじゃあ、ここからは性欲の強い俺の新しい身体を満足させながら美夏の頭の中を漁るとするかな?」

そう言って美夏はパジャマのボタンに手をかけ、一つ一つを丁寧に外していく。時折鏡に目をやり、チラチラ見える柔肌に口元をいやらしく歪めながら自らを裸に剥いていく姿は普段の彼女とは当然かけ離れているもので、美夏を操る彼はその表情をさせていることにさえ興奮していた。

「凄い……こんな綺麗なカラダが、俺のものに……!」

ついにパジャマの全てが剥がれ、下着姿の美夏が鏡の前に晒される。その引き締まったボディラインに、輝くような美しい肌に、豊かに実った乳房に、全てに彼の心は魅了されていく。そして同時に、それが今の「自分」だということに強い愉悦と幸福を覚えていた。

「むふふふっ……こんな綺麗で柔らかいおっぱいが、揉み放題なんて……! ふひっ……!」

この世に生まれて数十年、一度も女性に触れる機会のなかった男にとって、思うままに弄ることのできる美夏の肉体はあまりにも魅惑的なものであった。

まるで目新しいものに触るかのような動きで恐る恐る乳房に手を当て、その感触を噛み締めるように堪能する。

「はぁっ……もう我慢できねぇ……! 俺の身体なんだし、何してもいいよなっ……!」

そう呟くと美夏の手は下着の中に潜り込んでしまう。がっしりと乳房を掴むと、少々乱暴に揉みしだきはじめる。美夏の身体は彼に操られるまま、自らの身体を犯し始めたのだ。

「す、げぇ……! 乳首も気持ちいいし、だんだん身体が熱く……! へへっ……!」

胸を揉み続けながら指で器用に乳首を弄ると、快感が乳房を駆け回って脳内に響く。美夏の肉体は流れ込んできた快楽信号を快く受け入れ、自らを火照らせながら新たなる快感を求めて疼き始める。

それに応えるかのように男は美夏の手を乳房から離し、ゆっくり下へ下へと這わせていった。

「あはっ、ホントにチンコないんだ……それに、んっ……ぷにっとしてて、これが、俺の……うへへ……」

パンツの上から、女性の象徴たる筋を優しく確かめるように撫ではじめる。初めて自分に備わった器官に驚き、そして以降も自分が使い続けるモノであるが故に大切にしようと考えてのことだった。

しかしそれも初めのうちだけ。指は段々と速度と力を上げ、美夏の女性器をこねるように弄りはじめる。

「んっ、んうぅっ♡ ふへへっ、やば、きもちいっ♡ これが、女のっ♡ ぁあんっ♡ 声も、えっろ……♡」

足はしゃがんだ体勢になり、指はついにパンツをズラして直接中に入り込みはじめる。先ほどから興奮させられ続けていた美夏の肉体は彼の挿入を簡単に受け入れ、美夏の指を膣の奥へ奥へと呑み込んでいく。

わざとらしく甘い声を出すと甲高い女性の声が耳に響き、彼の精神を誘ってくる。

「はぁぁっ♡ 気持ちよくなればなるほど、俺の中に、美夏が溶けてくるっ……♡ へへっ、このまま俺の中に取り込んでやるぞ……!」

美夏の脳から魂にとめどなく快楽が迸る。それと同時に彼の意識は美夏の魂を内側から取り込み、自らの一部にしてしまおうと考えていた。

中から操るだけでなく完全に美夏と一体化することで、自分自身を小坂美夏という1人の人間への不可逆な転生を果たそうとしていたのだ。

「んぁあっ♡ へへっ、良い、良いぞぉ……美夏の知識が、能力が、俺のモノにぃ……♡」

今までの人生で勉学に取り組んだこともなく、その才覚もなかった彼の知能では美夏の記憶を読めても使いこなすことはできなかった。そんな彼の中に、彼女の知能が吸収されていく。

努力と研鑽を積み、大学でも優秀な成績を収めている美夏の記憶力、思考力がそっくりそのまま彼の一部へと置き換わってしまう。

「この辺りを、こう弄ると……んひゃあぁっ♡♡♡ すっ、げぇ……! これが、じぃ、すぽっとぉ♡」

彼は手に入った美夏の知識を使いこなし、彼女の普段の自慰行為を再現しはじめる。そうして更に強い快感を得ることで美夏の魂を溶かし、吸収する。

自分自身の経験と知識が、彼女の魂を彼に吸収させるための手助けにされているのだ。

「やぁっ♡ クるっ、キてるっ♡ 私がっ、俺の一部にされちゃっ……あっ♡ ダメっ♡ イっ……っ〜〜〜♡♡♡」

ビクビクっと大きく腰を揺らし、美夏の身体は絶頂を迎えてしまう。瞬間、美夏の魂はその内に無理矢理宿らされた男と完全に融合させられてしまったのだった。

「はぁ、はぁっ……すごっ……♡ これが、私の美夏の身体……これが、俺の新しいカラダ……♡」

床に倒れ込み、絶頂の余韻に浸りながら美夏は自らの肉体の使い心地に酔いしれる。彼女の中に入り込んだ男の魂は美夏の肉体も、人格も、魂も全てを気に入り、自らの次の住処へと決めていた。

偶然男の潜り込んだ家に住んでいただけの美夏はこの日こうして、男の宿主としての人生を歩むことになってしまったのだった。

「まだだぜ、これだけじゃ美夏が俺のものになっただけだからな。俺をこの身体に引き継いで、完璧に俺の肉体に作り替えてやる……!」

そう言って男は瞼を閉じ、意識を集中する。同時に、美夏の中で何かが蠢いた。男が彼女の体内に侵入した時、彼と共に入ってきた残りの精液が。

未だに彼の意識と繋がっていたソレは彼が美夏への支配を一旦手放すことで再び操ることが可能になり、美夏の体内で動けるようになっていたのだ。

「んっ……くっ……ふぁ……」

動くごとに美夏の喉からは声が漏れるが、生理的なものに他ならなかった。彼女を使う男の精神は今体内にある精液に移っており、本来の美夏の魂も彼に取り込まれたことで同じくそちらに移動しているから。美夏の肉体は今、操る者のいない抜け殻状態になっているのだ。男が美夏から抜け出してしまえば、彼女を操る精神はいなくなる。もはや美夏の肉体は彼の魂がなくては生きられない状態にされてしまっていたのだ。

(へへ、この身体は有効に使わせてもらうぜ)

男が精液を操りながらそう宣言すると、美夏の子宮内からある場所に向かって移動をはじめる。それは彼女の卵子が出てくるはずの場所、卵巣の入り口だった。たどり着いた精液は彼女の肉と混ざりながら、自らに刻まれたある情報を参照して形を変え始める。

「あ゛っ、ぐっ、お゛っ…………くくっ、ひひひっ……」

体内で作業を終えると、生理的な声をあげているだけだった彼女の体内に再び男の魂が宿りなおす。身体は一切の抵抗もなく彼の精神を受け入れ、使いこなされていた。美夏の肉体は既に彼の新しい器になってしまっていたのだ。

「よ、よーし、試してみるか……!」

美夏の身体は足を開き、股間にゆっくりと手を這わす。鏡の前に女性器を晒すと、その上の一部がピクピクと動いた。

「へへ、始まった……! お前のクリ、貰うぜ……!」

動いた陰核はそのまま少しずつ容量を増し、彼女のへその上辺りまで肥大化してしまう。先の方には段のできたその形は、まるで男の陰茎そのものであった。

彼は精子を操って彼女の体内で、彼女の肉体を材料に使いながら自らの遺伝子情報に基づいて卵巣にまとわりつくように精巣を作り上げ、さらにそれを射精するための器官まで作り上げてしまったのだ。

「ふひひっ、出来たぞ……これが俺の、美夏の新しいチンポだ……!」

美夏の顔で、美夏の声で笑いながらそう呟く。身体を奪い取られただけでなく、美夏はもはや女でも男でもない存在へと作り変えられてしまったのだ。

そんな本来の彼女からすれば絶望的な状況でも、美夏の身体は嬉しそうに陰茎を撫でながら笑い続ける。"美夏"は既に、彼の新しいパーツの一つとなってしまったのだから……

「おっ、へへっ、マジかよ……! コイツの新しいチンポ、俺のより気持ちいいじゃねえかよ……! しかも俺よりデカいなんて……やっぱ美夏は俺の新しい身体になるために生まれてきたんだな……!」

彼女に新しくできたその部分は、撫でられることで強烈な快楽の電流を脳の奥へと流し込んでくる。男性器の形をしているものの、美夏の陰核を基に作られたソレは男とは比べ物にならないほどの快感を与える器官となっていた。

美夏はそんな陰茎を慣れた手つきで擦り、自慰行為にふけりだす。彼女を乗っ取った男の魂が持つ経験が、彼女の肉体に刻みつけられていく。その時だった。

「お姉ちゃん……? なんか物音するんだけど……え……?」

「!? …………あー…………」

自慰行為の途中でガチャリと音がして、誰かが部屋に入ってきた。

男が新しい身体として手に入れた美夏の顔によく似た可愛らしい少女。見た瞬間、男の魂は美夏の脳内をほじくり回して記憶を引きずり出す。彼女が美夏の妹、春菜だと理解するまでは一瞬も掛からなかった。既に美夏の記憶は彼の部品の一つでしかなくなってしまったのだ。

「お、お姉ちゃん……? 何して……? それに、それ……なに……?」

「……そっか、春菜ちゃんかぁ、そっかぁ……くふふっ……」

自らの敬愛する姉の股間に生えた逸物を恐怖を宿した瞳で見つめながら、無意識に半歩ほど引き下がる。そんな最愛の妹の姿を見て、美夏は妖しくほくそ笑む。恥じらいもなく裸体を晒したままゆっくりと、竦んでしまっている春菜の元へと近づいてゆく。

「これね、いきなり生えてきたの。ちょっと見てくれない?」

「ぁ……ぅ、うん……」

先程の自慰行為によって、美夏の部屋の中は淫臭でいっぱいになっていた。それが彼女に生えた陰茎の臭いと混ざり合うことで、強烈な催淫作用を生み出していたのだ。

美夏が近づくごとにその匂いは強くなり、春菜の心が奪われていく。心臓が大きく高鳴り、頬から身体がほんのりと赤く染まっている。

「そう、近づいて、じっと見て……?」

「う、わっ……!」

姉の口から発せられる声が耳朶に響き、脳が揺さぶられる。身体から発せられる甘く淫らな匂いに下腹部が熱くなる。

誘われるまま、春菜の顔が美夏の男根に近づいていく。更に匂いは強く、キツくなる。美夏に肩を抱かれ、簡単に部屋に引き入れられてしまう。彼女の淫臭に塗れた部屋の中へと。

「おっ、きい……ホントに、生えてるん、だよね……?」

「んっ♡ そう、ホントに生えてるの。もっと、擦って……?」

「ん……と……これでいい……?」

美夏の願いに応じて春菜の手が陰茎に伸びる。綺麗な容姿と社交的な性格もあって既に男性経験のあった春菜はそれを元に気持ちいいと思われる箇所を刺激しはじめる。彼女が刺激を続ければ続けるほど、頭上の美夏の声は甘く大きくなっていった。

そうして美夏の身体と魂が興奮するごとに彼女から湧き出るフェロモンが増し、春菜の心を絡め取っていく。

「んっ……♡ ああっ……♡ いいっ……♡ っ、出、るっ……!♡」

「えっ、きゃあっ!?」

既に美夏の手によって前戯され、そこに春菜からの愛撫を受けた男根はついに限界に達し、白濁の液体を噴き出してしまう。美夏の肉体からエネルギーを吸い上げ、彼女の遺伝子を吸収して新しい精子を作り上げ、春菜の手を汚していく。

美夏の身体にとってのはじめての射精による快楽が神経に、細胞に刻み込まれていく。そうすることで男の魂が美夏の中に染み渡り、彼こそが小坂美夏を支配するにふさわしい存在だと受け入れてしまう。

そうして男の心と混ざり合った美夏の身体は、疼きという形である命令を送り込んでくる。

「はぁーっ、はぁーっ……♡ 春菜……♡ 挿入れて、いい……?」

「ぁ……ぅ……ぅん……♡」

目の前の美少女に、自分の男根を挿し込みたいという欲望に乗っ取られた美夏の肉体は、陰茎を更に勃たせながら愛しい妹に性交を求める。

姉に肉体関係を求められた妹は、美夏が放つフェロモンにあてられて簡単に首を縦に振ってしまう。

誘われるまま美夏のベッドに押し倒され、パジャマと下着を剥ぎ取られた。

「むふーっ♡ 春菜のおまんこ、もう濡れてるね♡ これはもう、挿れて良いってことだよね……♡」

今は使う予定すらない、生えた男根の下に備わっている女性器からもヨダレのように愛液を垂らしながら、美夏は春菜の股間に自らの陰茎を当て、擦る。くちょっ、ぬちゅっ、と粘液が絡み合う音が部屋に響き、2人の淫らな香りが充満し、更に肉欲が加速していく。血の繋がった実の姉妹で行う禁断の行為だという倫理観すら、もはや2人の脳からは消し飛んでいた。

そして遂に、ぐぢゅぅっ、という重い水音と共に美夏の腰が春菜の股間への距離を縮めはじめる。

「ぁ、はっ♡ これ、すっ、ご……♡」

「ひ、ぐっ、やばっ、男の人とスるより、気持ちいっ♡」

男の精子に寄生されたことで生み出すこととなった男根だが、美夏の血肉が素材となっている以上は彼女のモノだ。もし美夏が男としてこの世に生を受けていたら、こういうモノが生えていたという姿だ。

そして同じ親から産まれた2人は当然、遺伝子的な相性も抜群に良かった。男性とも経験をしてきたはずの2人がパズルのピースを噛み合わせるように惹かれあってしまう。互いに、目の前の魅惑的な女性との性交にのめり込んでしまう。

「はぁっ、はぁあっ♡ 春菜のカラダ、きもちいいっ、きもちいいよぉっ♡」

「んぐっ♡ い゛っ、ぎっ♡ うあ゛ぁっ♡ あたまのなかっ♡ ばちばちするっ♡」

性欲に身体を支配された美夏は、乱暴に腰を振って春菜の膣内を蹂躙する。その動きがどれだけ粗暴であろうとも、最高の相性を誇る春菜の肉体はそれら全ての刺激を高出力の快楽に変換して脳神経を焼いていった。

「お゛っ、ねぇっ゛、ちゃ゛っ♡ もっとっ♡ もっとぉっ♡」

「ふへっ、へへへっ……♡ キた、チンポが身体から美夏を吸い取ってるのが分かるぞっ……! ここで、こうすれば……!」

「おねぇちゃん、どうし、んひゃあぁぁっっ♡♡♡」

ベッドの上で最愛の姉にされるがままになる春菜を見下ろしながら、美夏も絶頂を迎えようと体内のエネルギーを絞り出しはじめる。その時ふと、美夏の中で美夏を演じていた男が唇をいやらしく歪めて、自らが生やした男根に力を入れはじめた。

突然男の人格が露わになった姉の口調に違和感を覚えた春菜だったが、男に操られた美夏が腰を強く深く打ちつけたことによる快楽のせいでそれどころではなくなってしまう。それは美夏の魂を吸収した男から逃れる最後のチャンスを失った瞬間でもあった。

「くひひっ♡ 出るっ、出るぞっ♡ 俺の精子を受け入れてっ、そのカラダ、俺に、寄越せっ♡」

「!? やっぱり、お姉ちゃんじゃっ、なっ、ひぐっ♡ んぁあぁぁっ♡♡♡♡♡」

美夏は声を上げながら腰を春菜に強く押し込み、彼女の子宮口に白濁した液体を勢いよく注ぎ込む。目の前の存在が姉でないのではないかと疑念を抱いたものの時すでに遅く、強い快楽と共に熱い液体が流し込まれ、春菜は大きな嬌声をあげて絶頂してしまった。

美夏は天を仰ぎ、時折震えながら自らが溜め込んだ精子を全て出し切るかのごとく吐き出し続ける。そんな姉の姿をした存在の子種を、妹はただ受け入れるしかなかった。

「はぁっ、はぁーっ、ふぅーっ……あはっ、初体験が実の妹なんて、最っ高ぉ♡」

男根を抜き取りながら、美夏はニヤニヤ笑って呟く。それは彼女の心からの感想だった。既に美夏は魂も肉体も男のモノに染まり切り、小坂美夏ではなく彼の新しいカラダとして完成してしまったのだ。

瑞々しい舌を唇からはみ出させながら、美夏は再び自らの男根を擦りはじめる。元々性欲が強かった美夏の肉体は、2度の射精を経てもなお体力に余裕が残っていた。

「っ、あ゛っ、ひぎっ!?」

「お、始まったかな♡」

少しして、絶頂のせいで気絶していたはずの春菜が突然身体を大きく跳ねさせ、悲鳴のような声をあげ、青筋を立ててのたうち回る。そんな妹の異常事態を眺めながら、実の姉である美夏は愉しげに男性器を刺激し、乳房を揉みしだいて自分の身体で遊び続けていた。

「あ゛ぐっ!? い゛、や゛っ゛……! わたしがっ、きえっ……! お、ね、ちゃっ、た゛す゛、けっ゛……!」

「あはっ、ごめんね春菜。お姉ちゃんは知らないおじさんの新しい肉体として生きることになったの。だから貴女も俺の一部として働いてちょうだい♡」

再び気を失った春菜を見ながら、美夏は男根の下の女性器をくちゅくちゅと下品な音を立てながら弄り、彼女の快楽を堪能し続ける。その身体は男としての快楽も、女としての快楽も自由に味わえる、彼女を使う男にとっての理想の肉体なのだ。

次に目を開けた瞬間、春菜はいやらしく笑みを浮かべる。男が美夏の声で言った通り、彼の魂の一部が精子を通して春菜へと入り込み、美夏がされたのと同じように身体を、魂を乗っ取ってしまったのだった。

「どうだよ、その身体の、春菜のカラダと魂の使い心地は」

「あぁ……最高だよ。こんな可愛い女の子の全部が、もう俺のモノなんてなぁ……!」

男の分身に魂ごと乗っ取られた春菜は自らの身体をいやらしい手つきで撫で回しながら悦に浸る。

愛する妹の全てが男に奪い取られた。しかし美夏の中に悲しみや怒りの感情はない。美夏は春菜を奪った男の一部であり、つまり春菜は自分自身のサブボディに生まれ変わっただけなのだから。

「ひひっ……! 数時間前まで冴えないおっさんだった俺が、今や美人姉妹の人生を頂けるなんてなァ……! 最高の気分だぜ」

「それだけじゃないぞ。こうやって、春菜のカラダもイジってやれば……」

自らの手に入れた肉体と、目の前の分身を見て悦に浸る美夏に、春菜を乗っ取った男の一部が付け加える。念じるようにしばらくの間目をつぶった彼女だったが、次の瞬間、その股間の陰核がピクリと動いた。

そこはみるみるうちに大きくなり、美夏に生えたモノと同じ、男根の形が完成してしまったのだ。

「くひっ、コレを使えば犯した女はみんな俺の一部にできる。春菜の記憶には可愛い友達がいっぱい居るから、もっともっと俺を増やすとしようぜ?」

「なるほどな、俺をどんどん増やしてハーレムだって夢じゃないってワケか! 美夏の脳みそにも可愛い子の記憶は沢山あるし、もっといいカラダを見つけたら次はソイツをメインボディにしちまうか」

互いに、女の身体でありながら突然自らに生えた男根を擦り、次なる目標を夢想する。器となった姉妹の脳から記憶をほじくり回し、小学校、中学校、高校、大学。仲の良かった、今も仲のいい友人達から彼の眼鏡に叶う娘の目星をつけていく。もはや2人の脳は彼のたまに情報を吐き出す装置に成り下がってしまっていた。

「そうと決まれば、今日は新しい美夏と春菜のボディをもっと試すとしようぜ? 男としても挿れるのはヤったから、今度は女としてのセックスを味わいたいんだ」

「良いね、美夏ほどの美人を好き放題犯せるなんて、春菜のチンポもお姉ちゃんのおまんこ犯したい、犯したいって疼きまくってるぜ」

そう言って美夏は男根に手を当てて少し念じると、そこはみるみるうちに小さくなり、女性らしい陰核の形に戻る。代わりに春菜は股間に生えた男性器をビンビンに勃起させ、美夏の持つ女の部分に狙いを定めていた。

姉妹の身体と魂は、永遠に男の支配から逃れることはない。大切な友人を犯しては自らの分身を植え付け、快楽に耽る男の一部となり、女を犯す毎日を送る。そんな人生を歩む道だけが、彼女らに示されていたのだった。


依頼内容の本文は以下でした。

女子大生が男に憑依されてふたなりになる。女子大生は妹を犯して自分と同じようにBに憑依されたふたなりにさせる。妹も同じように他の人を犯していきBに憑依された人間が増える。

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