※お待たせしました、DL版の販売が始まった(らしい)です
リンクは以下
FANZA
https://www.dmm.co.jp/dc/doujin/-/detail/=/cid=d_169622/ DLsite
https://www.dlsite.com/maniax/dlaf/=/t/s/link/work/aid/fantasmasoda/id/RJ274452.html 追記の追記、DLsite版も出揃いました、お好きな方でどうぞ
一応予定では今後既刊を刷って持っていく気はないです。今本持ってる方は大事にして頂けると幸いです。僕の手元には1冊もないです。なんでだ
買い逃したもしくは買えなかった方、電子媒体で欲しい方、なにとぞよろしゅう
冬コミ新刊の入稿が完了しましたので宣伝です。
上の表紙のすけべサキュバスが目印です。めっちゃエロくて大満足。ありがとうめた子さん……!
12月30日、3日目西「ほ26b」、「憑依ラヴァ―」にて憑依好きの人さんの新刊の横に置かせてもらいます。
価格は1冊500円です。ワンコイン持参してお越しくださいませ。
約4万字60ページぐらいになります。
じっくり時間をかけた作品になってます。サンプルで公開している序章+1~4章に分けてますので腰を据えてお読みいただければなと思ってます。
結構調子に乗って刷っちゃったので閉会まであるんじゃないかなと思います。適当に回収してってください。
委託先の誌面にも1本寄稿しておりますのでこちらもよろしければ、是非に。(こっちは2万字くらいです、そもそもメンツも強いし中身は保証します)
こっちなんですけど、一応関係者なのである程度読ませて貰ってますが(というか推敲担当)2万字が4人分なのでページ数がえげつないことになってます。
ーー魔族。
はるか古来から「ヒトに仇なすもの」に付けられる総称。
「仇なす」とは傷害や窃盗など小さなモノから災厄ともいえる大きなモノまで全てにおいて、だ。
その中でもサキュバスという種族は災厄級、上級魔族に分類されていた。
単純に人類の半分を占める男。その中でも戦う術を持つ者の約8割に捕食者として絶対的な優位を持ち、その上で人智を超える高い魔力、知力、身体能力。更に他の命から生命力を奪い取ることで実質的に永遠の時を生きることのできる上級魔族だ。
その中でも更に数少ない最上位、この世界に数体しか存在しないとされるハイサキュバスのリディア。
その姿は一目見れば絶世の美女。鮮やかで艶のある金色の長い髪に、ルビーの如く輝いて吸い込まれるような煌めきを放つ瞳、更にぷっくらとした桜色の、ほんのり色気を放つ唇。
たわわな乳房と、それを支える均整の取れた身体つき。余計な肉は一切なくキュッと引き締まったくびれに、むち、と言わんばかりに魅惑的な尻肉を携えた腰。
纏う服は高級な娼婦が着るような、露出の多い黒のネグリジェに似た下着1枚。その姿は男なら誰しも、ともすれば同じ女さえ振り向かせる美しい肢体を彩っていた。
しかし同時に、ヒトより少しだけ長い耳、背中に生える悪魔を思わせる翼、こめかみ辺りから髪飾りのように伸びる角、尻の付け根辺りで動く尻尾が、彼女がヒトならざるモノだという事実を如実に表していた。
そんな彼女にとっての暇つぶしの時間は、この瞬間に目の前に居る彼にとっての絶望の時間でもあった。
「……まさか、サキュバスに出くわしちまうとはな……!」
魅惑の肢体を見せびらかすように立ちはだかるリディアを前に、男は剣を構えてなんとか距離を取ろうとする。
サキュバスは狩場を選ばない。たまたまそこにいたから、たまたまリディアの目についたから、彼は狙われたのだ。そしてその獲物とは、人間界で「剣帝」と謳われたこの男であろうと、その辺りの村人であろうと関係ない。
人類でもトップクラスの戦闘技術を誇る彼でさえ、戦う選択はまずあり得なかった。人類史には未だ1人も、サキュバスの討伐者などいなかったから。小さい頃から出くわしたらすぐに逃げるようにと教えられてきたから。
冷や汗を垂らしながら全神経を集中し、感覚を研ぎ澄ませる。目の前の相手がどう動いてこようと対応出来るように、逃げ切れるように……!
「ふふ……」
「!? ……っ、ぁ……!」
象にとっての蟻。人類の中でどれだけ強かろうと、彼女からすれば皆同じく下等な生き物でしかないのだ。魔力を込めて、目を合わせる。ただそれだけで彼から自由を奪い取る。
魅了(チャーム)。心を、魂を囚えてあらゆる生物を支配するサキュバス専用の大魔術。
「……え? うっ!? あひっ……!」
情けない声をあげると同時にズボンにシミができる。リディアに支配された脳は彼女からの命令によって人間の一生ではあり得ないほど暴力的な快楽を発生させ、無理矢理絶頂させられることで、股間から白い液体を勢いよく吐き出してしまったのだ。
同時に、脳は一時的に機能を停止してしまう。彼自身が送り込む命令を、聞くことができなくなるほどに。
「あ、がっ……!?」
命令を受け付けなくなった身体では立つことすら許されず、ガクリと膝から倒れこむ。もはや彼は卓上に用意された獲物でしかなかった。
ペロリといやらしく唇を濡らしながら、ヒールで歩くような高い音を鳴らしてリディアが近づいてくる。
キリ、と全身の殺気を込めて睨みつけるも、リディアは微笑を浮かべたまま、相手にすらしていない様子だった。
「まだそんな気力が残ってるのね? ふふ、久しぶりに当たり引いちゃったかしら?」
言いながら、指を空中で軽く動かす。同時に彼のベルトが、ズボンが、パンツが、ひとりでに解け、ずり落ち、ギンと勃った性器が露わになる。
未だリディアは指1本どころか、肌の1ミリも触れることはない。準備ごときで下等な人間に触れることななく、彼女が獲物に触れるのはそれを喰らう瞬間だけなのだ。
「ふぅん……大きさもニンゲンとしては中々……おやつにはちょうど良いかな?」
言いながら自らの下着に手をかけ、ずらす。脱ぐのではなく、ただずらす。彼女にとって彼の命を喰らい尽くすことは単なる暇つぶしでしかないという意思の表れでもあった。
同じく触れることすらせず、リディアの股間からは粘つく液体がこぼれ落ちる。液体の分泌量さえ彼女の意のままに、当然のように溢れた粘液は彼らヒトにとっては強烈な媚薬効果を発揮する。それが彼の性器の上にかかる。ただそれだけで肉棒は血管を浮き上がらせて、痛いほどに膨れ上がらせてしまう。目の前に現れた捕食者の食事として相応しいように、だ。
「ふふ、そろそろ頂くわね? 貴方の精気、命ごと、ね?」
「やっ、やめろっ……! っぁあっ……!」
抵抗むなしく、リディアは己が股間に肉棒を当てると、ずぷん!と音を立てて腰を下ろす。サキュバスの膣は本人の意思の思うままに形を、状態を変えることができ、幾人もの男を喰い殺しているにも関わらず極上の締まりと感触を与えていた。
膣内から男性器へと塗りたくられるリディアの媚液と、ヒトではまず味わうことのできない感触に、限界と思えた肉棒は更に大きさを増す。血液が脳から股間へと集中し、思考が性器に支配されていく。
「っあぐっ!! うあっ、あぁあぁぁっ!!!」
「ぁはっ、まずは1発ね、なかなかの量と濃さ。いいじゃない?」
全身を狂わされて、情けなく声を上げて彼女のナカへと射精してしまう。絶大なるサキュバスの力によってリミッターさえ壊された彼の射精は、1回の、いや1日の総量さえ凌駕していた。
普通の人間の女性ならば溢れかえってしまうべきその量を、リディアは容易く受け入れる。それだけでなく、腹の奥でごきゅっ、ごきゅっ、と音を鳴らしてその精を呑み込んでいく。精食器と呼ばれるサキュバスの器官。人間には生殖の為の部分も、彼女にとっては食事のための部分でしかないのだ。
彼の精はそっくりそのままリディアの体内へと取り込まれ、彼女の力の一部と成り果てていく。これを、男の命が尽きるまで行うのだ。
「ふふっ、なかなか良い精だわ。それにココも、ゴリゴリして結構いいわよ。……でももっと。まだまだ出せるわよね?」
「あ ゛、うあ ゛あ ゛っ……!!」
リディアはぐちゅぅっ、と音を立てて腰を上げたかと思うと、再び勢いよく腰を下ろす。彼の性器は再び彼女に操られ、身体能力の限界を無視して精を作りはじめる。魅了され、狂わされた身体は、もはや自分の命よりも、目の前のサキュバスに尽くす事を最優先に行動するようになっていたのだ。
「あぐっ!? があぁあ ゛あぁあ ゛っ!!」
「うふふっ、貴方、思ったより全然保つじゃない? 良いわぁ、暇つぶしのおやつには勿体無かったかしら? ぁんっ」
リディアは腰を動かして呟きながら、己の胸を揉みしだく。その動きは先ほどまでの機械的な搾精からほんの少しだけ熱を帯び、声に艶が出る。本来サキュバスの肉体はその身に流れる快楽さえ思いのままだ。故に少し熱くなった彼女の動きは彼を味わおうという意図が混ざり始めた証でもあった。
「ほらほらっ、折角この私がその気になってあげたんだから、精一杯勃てて、精一杯射精してね? んふぅっ……」
「はぁーっ、はぁーっ……ぐっ、ぅお ゛、お ゛っ……!!!」
そうして味わう快楽の味に、リディアの気が一瞬緩んだその瞬間。虚ろだった彼の瞳に一筋の光が灯る。彼女はそれに気付かない。下等生物の、一瞬の動きなど興味もなく、それが何をしようが自分には関係ないから。
「うあ ゛っ、がっ、あ ゛ぁあ ゛ぁぁっっっ!!!」
「ふふふっ! あははははっ!! 良いわ、凄いじゃない!! んふぅっ……!!」
咆哮が如き絶叫と共に、彼は股間から人生で最も濃く、最も多い量の精を吐き出す。それは彼の命そのものを贄とするもの。出せば出すほど頰は痩せこけ、その身は勢いよく干からびていく。リディアのカラダも、ごきゅごきゅと一層美味そうに音を立てて、流れ込む精を呑み込んでいった。結果として彼女が勢いよく呑み込んだ中、精液に混じって紛れ込んだソレに気付くことは一切なかった。
「……ぅ……ぁ……ぉ、れは……?」
「ふぅ……うん、ご馳走様。暇つぶしにしては上出来だったわよ? じゃあね」
「な……にが……ぅ……っ……」
なすすべなく全てを吸い上げられ、もはや骨と皮だけになった彼から股間を離して立ち上がり、ぐいと下着をなおす。彼はまだ辛うじて息がある様子であったがその言葉はおぼつかず、既に命が長くない事だけが確かであった。
彼への興味を失ったリディアはゔぁさっ、と翼を広げて空へと飛び立つ。……後には彼だったもの(ここに・・・・・のルビ)だけが残った。
リディアはゆっくりと、未だ腹の奥でごきゅっ、ごきゅっ、と美味そうに嚥下音を鳴らしながらゆったりと飛び続ける。
そうやってソレは、精液と共にリディアの体内への侵入に成功してしまったのだ。ほんの一瞬、彼女の肌がこぽ。と隆起する。彼の中にいた何かが、秘密裏にリディアの中を蠢こうとしていた……